アイシールド21|アンチ遺伝子。ジャンプの努力を体現する主人公、小早川セナ!

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「Dr.STONE」の稲垣理一郎最高傑作「アイシールド21」

2022年3月7日に発売されたジャンプで堂々の完結を迎えた「Dr.STONE」。

斬新な設定と先が読めない物語展開で間違いなく名作の一つに数えられる漫画となりました。

そしてそして、「Dr.STONE」の原作者稲垣理一郎先生の前作品、高校生のアメリカンフットボールを題材にした「アイシールド21」も負けず劣らずの超名作です。

今回は主人公の小早川セナがもつジャンプ他作品の主人公にはない魅力を解説していきたいと思います。

ジャンプの主人公は遺伝子で決まる?

ここで、ジャンプ有名作品の主人公の出自を紹介します。

  • ONE PIECE モンキー ・D・ルフィ…世界最悪の犯罪者、革命家ドラゴンの息子
  • ドラゴンボール 孫悟空…戦闘民族サイヤ人の血を引く闘いの天才
  • NARUTO うずまきナルト…うずまき一族の血を引く天才四代目火影の息子
  • BLEACH 黒崎一護…死神・虚(ホロウ)・滅却師(クインシー)の力をもって生まれたスーパーハイブリッド
  • るろうに剣心…最強飛天御剣流を継承した人斬り抜刀斎
  • HUNTER×HUNTER ゴン=フリークス…世界で5本指に入る念能力者ジン=フリークスの息子

まだまだ挙げれますが、一旦このくらいにしておきましょう。

さて、これらをみてみると分かることがありますよね。そう、ネット界隈で長年言われ続けている「いやいや、ジャンプの主人公って結局、遺伝子でスペック決まるやん?」です。

友情・努力・勝利 を掲げるジャンプ作品において、生まれた瞬間に全てが決まっているような物言いはよしてくれよ!…と言いたいところですが、確かにそう言われても仕方ない事実としての統計があります😅

しかし!そんなジャンプ主人公の中でも、この小早川セナは一味違うんです!

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父親はザ・サラリーマン。アンチ遺伝子のジャンプ主人公!

40ヤード走4.2秒。光速の脚を持つアイシールド21、小早川セナ。

父親は有名な陸上選手で、母親はかつてスポーツ選手として名を馳せたサラブレッド…

なんてことは全くなく、一般的なサラリーマンと専業主婦の間に生まれた、ごく普通の子供です。

長年のパシリ生活で培った脚力とステップ、そして幼少期に西部ワイルドガンマンズの甲斐谷陸に教わった適切な走り方。それらをたゆまぬ努力で叩き上げ、時代の最速ランナーアイシールド21にまで登り詰めたのです。

ちなみにですが、セナの父親の人柄がよくわかる、11巻93話「誓いの絆」の一シーンがあります。

覆面選手アイシールド21として試合に出場していたセナは、両親にさえも本当のことを話していませんでした。

最後の大会前、追い込み練習で毎晩遅く帰ってくるセナにお母さんは「部活もいいけどあの子、勉強もしないで…」と小言を漏らします。

あなたからも何か言ってよ!と尻に敷かれながらも、お父さんはセナにこう伝えます。

「母さんはああ言ってるけどな 父さんは− セナがこんなに何かに夢中になってるの見るの初めてだ。ん何やってるのか、何が目標なのかは知らないけど− 父さんは応援してる。最後までやりなさい。」

「…うん。」とそっと返すセナ。いや、めちゃくちゃいい家庭かよ…☺️

スポーツ漫画にありがちなスパルタ父さんでも、ちょっとお高いところから子を導く父親でもなく、ただただ等身大のエールを送るセナのお父さん。

いずれにせよ、特殊な家庭でも特別な家系でもなく、セナは自らの身ひとつで成り上がったことをお分かり頂けたでしょうか。

友情・努力・勝利、その全てが如実に描かれた作品で、作画力・話の展開・キャラクターの魅力、その全てが超一級品です。

「ジャンプ作品は好きだけど、結局生まれとか才能とかで決まる出来ゲーは読んでられんわ…」そんな方には、ぜひアイシールド21をオススメしたいですね。

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ではではドンセイグッバイ!イッシュウでした。

サムネイル画像出典:アイシールド21_21巻表紙より

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