イチゴーキ!操縦中|ジャンプ新連載 『ジモトがジャパン』の林聖二がおくる新感覚ギャグ漫画!!

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少年ジャンプに降り注ぐギャグの嵐!THE・ギャグ漫画降臨‼︎

「イチゴーキ!操縦中」は週刊少年ジャンプ2022年52号から連載を開始した林聖二先生の作品。

高校入学を控えるごく普通の少年・イチゴーキは、ある日、ひょんなこと(動物園から脱走した東ローランドゴリラのパウンド連打)から命を落としてしまう─…
目を覚ますと、フルメタルボディの改造人間に!?
マッドサイエンティストな幼馴染・ミサオと、改造人間のイチゴーキによる、テンパりまくりな学園生活の歯車が動き出す──!!!
『ジモトがジャパン』『地球人間テラちゃん』の林聖二がおくるニコイチ青春改造ギャグ!!

https://www.shonenjump.com/j/rensai/ichigoki.html

現在のジャンプには、『高校生家族』や『ウィッチウォッチ』などギャグ色の強い作品はいくつかありますが、完全なギャグ漫画は『僕とロボコ』くらい。
王道バトル漫画と共にジャンプを牽引してきたギャグ漫画という意味では、お待ちかねのジャンルとも言えますね!

フランキーも嫉妬する変態サイボーグっぷり。ギャグの奇才は健在。

週刊少年ジャンプの新連載が厳しい競争を勝ち抜き、連載定着、その後のアニメ化を狙うために、漫画作品には「作画力」「構成力」「キャラクター」「世界観・設定」「衝撃度」の5つの要素が必要だと考えます。

ジャンプ歴20年の私が、生意気にもそれぞれ5段階評価させていただいた結果がこちら。

  • 作画力 ★★★☆☆
  • 構成力 ★★★☆☆
  • キャラクター ★★★★☆
  • 世界観・設定 ★★★★☆
  • 衝撃度 ★★★☆☆

総合評価:★17

★18~20:連載継続・打ち切りはおそらく無し
★21~23:順当に行けばアニメ化
★24.5:次期看板作品候補

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安心して笑えるバカらしさ。基準は過去の名作ギャグ漫画との比較?

それぞれの項目の5段階評価の理由を説明します。

作画力 ★★★☆☆

作画力は★3です。非常に線がはっきりしていて見やすい画ですね!ただ人物の作画がリアリティ重視なのか世界観にマッチしたデフォルメされたような絵柄重視なのかどっちとも言えないよう中途半端な感じがある気がします。個人的には『ジモトがジャパン』の時のデフォルメ感があったほうがギャグ漫画ぽくて好きだったかな…。

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構成力 ★★★☆☆

構成力は★3です。正直ギャグ漫画なので構成もクソもないのですが、分かりやすくも淡々としている展開の中で、コマ割りや見開きの工夫をめちゃくちゃ感じたわけではなかったので、普通の評価とさせていただきました。

同じギャグ漫画でも『僕とロボコ』なんかはテンポ感を重視した軽快な構成力が光ってますね。

キャラクター ★★★★☆

キャラクターは★4です。これはシンプルに面白いですねw

ギャグ漫画の重要な設定の一つに、「ボケとツッコミのキャラクターをどのように配置するか」が挙げられますが…
ボケ:幼馴染の天才科学少女
ツッコミ:天才科学少女によりサイボーグにされた高校生男子
この設定だけでキャラクターの個性が垣間見えます笑

周りのモブっぽい人たちにも独特な設定があって、そのあたりに新世代のギャグ漫画としてのセンスを感じますね!

世界観・設定 ★★★★☆

世界観・設定は★4です。キャラクターの強さがそのまま世界観と設定を引き立てている、ギャグ漫画としては理想的な形だと思います!

キャラクター同様世界観も★5に近くはあるのですが、この突出した2人に周りのキャラクターや関係性を置き去りにせずついて来させられるか、ここが重要なポイントだと思いました。

ここがクリアできれば連載継続、その後のアニメ化までを見据えた作品になるのではないでしょうか!

衝撃度 ★★★☆☆

衝撃度は★3です。まずもって目の肥えた読者にギャグ漫画としての満点の衝撃度を感じさせるのは、難しいところがあります。

 

イチゴーキ!操縦中_マニュアル1「イチゴーキ!操縦中」より

例えば主人公がフルチンの幼稚園児であったり、鼻毛の武術(?)を使うグラサンアフロだったり、そんな訳のわからない光景を見てきた側からすると、「死に瀕してサイボーグにさせられた」という始まりはインパクトがないとは言いませんが…といったところです。

ただ出オチのパターンが一番大事なので、後々設定負けしてしまうようでは本末転倒です。そういう意味では分かりやすくギャグ漫画としての健全さというところにもつながってくると思います!

 

10歳から週刊少年ジャンプを読み続けてきて、メディア化し、大人気作品となった漫画。奇しくも志半ばで打ち切りとなってしまった漫画。数々の作品に巡り会ってきました。

そういった経験から、生意気にも作品考察をさせていただいてますが、その根底にあるのは、作品はもちろん、作家・編集者・出版社の方々へのリスペクトです。本ブログが少しでも、皆さんの漫画生活を彩ってくれたら嬉しいです!

本記事を見て「イチゴーキ!操縦中」に興味を持ってくださった方は、ジャンプ公式サイトの作品ページをぜひチェックしてみてください!

https://www.shonenjump.com/j/rensai/ichigoki.html

 

ではではドンセイグッバイ!イッシュウでした。

サムネイル画像出典:週刊少年ジャンプ 公式サイト
https://www.shonenjump.com/j/rensai/ichigoki.html

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