キルアオ|ジャンプ新連載 『黒子のバスケ』の藤巻忠俊帰還!あの名探偵臭漂う学園コメディ!

Sponsored Link

『黒子のバスケ』の藤巻先生待望の最新作!

「キルアオ」は週刊少年ジャンプ2023年21号から連載を開始した藤巻忠俊先生の作品。

「黒子のバスケ」「ROBOT×LASERBEAM」の藤巻忠俊最新作!
学園アサシンやり直しコメディ!

https://www.shonenjump.com/j/rensai/killblue.html

おかえりなさい!ジャンプ作家で3作品以上本誌の連載を勝ち取った作家さんは実は少ないと思います。

(この言い方はよろしくないけど)一発屋だったり、長期連載で次回作へのモチベーションが落ちてしまったり…さまざまな理由がありますが、ジャンプ本誌の連載を勝ち取る時点で十分すごい。それを三回も!素晴らしいですね。
ぜひ黒子のバスケを連載していた当時のようにジャンプをアツくさせて欲しいです!

流石の作画力!でもあれ?なんとなく既視感のある設定…

週刊少年ジャンプの新連載が厳しい競争を勝ち抜き、連載定着、その後のアニメ化を狙うために、漫画作品には「作画力」「構成力」「キャラクター」「世界観・設定」「衝撃度」の5つの要素が必要だと考えます。

ジャンプ歴20年の私が、生意気にもそれぞれ5段階評価させていただいた結果がこちら。

  • 作画力 ★★★★☆
  • 構成力 ★★★★☆
  • キャラクター ★★★☆☆
  • 世界観・設定 ★★☆☆☆
  • 衝撃度 ★★☆☆☆

総合評価:★15

★18~20:連載継続・打ち切りはおそらく無し
★21~23:順当に行けばアニメ化
★24.5:次期看板作品候補

Sponsored Link

流石の「漫画力」も、名探偵を彷彿させる世界観が読者にハマるかどうか。

それぞれの項目の5段階評価の理由を説明します。

作画力 ★★★★☆

作画力は★4です。さすがの技量で非常に見やすいですね!藤巻先生は少し独特なクセのあるタッチですが、読者は慣れっこだと思います。

キルアオ_page1「学校へ行こう!」より

黒子の連載初期は正直お世辞にも絵がうまいとは言えなかったのですが、終盤には人物画もスピーディーな迫力のある絵もめちゃくちゃうまくなっていました。

ジャンプの週刊連載を経験して作画力が異常なほど向上する作家さんはちらほらいますが、当時の藤巻先生は振り幅でいうとトップレベルでした。

Sponsored Link

構成力 ★★★★☆

構成力は★4です。こちらも作画同様高評価とさせてもらいました。この辺りは漫画への慣れというか、培ってきた経験値を見せてくれている感じですね。

見開きの使い方から物語の設定の伝え方までスムーズでストレスなく読み進められました。この構成力は週刊少年ジャンプ常連作家として鍛えてきた漫画力の賜物ですね。

キャラクター ★★★☆☆

キャラクターは★3です。やや低めの評価ですが、主人公が「元・伝説の殺し屋」というのはちょっと既視感がありまして…それでもなお魅力的に仕上がっているので★3としてますが、普通はあまり手を出さないところかなと思ったりもします笑

サポート役の控えめな奴。裏組織のお局。中学校の個性豊かなキッズたち。どれもこれも何となく既視感があるのは私だけじゃないはず…しかし本当の低評価はキャラクターではないのです…

世界観・設定 ★★☆☆☆

世界観・設定は★2です。これは辛口ですね。前述した「元・伝説の殺し屋」という設定は、「SAKAMOTO DAYS」の主人公坂本太郎とだだかぶりしてます。
しかもあっちはハードボイルドが服着て歩いているような超魅力的なキャラです。同じ路線だとすると相対的にどうか…みたいなとこもあります。

後は、蜂に刺されて大人が子供になっちゃったけど…あれ。真実はいつも一つ過ぎないですか?
名探偵がチラつきまくったのも私だけじゃない…よね?

こんな感じで何か既視感のある設定と世界観をうまく繋げて物語にした感を所々に感じてしまいました。
ただ、おそらく自分のようにこういうこと考えるのが好きとかじゃない限りは、そんなこと気にならないくらいまとまってます。
ただちょっと敏感な人はよぎってしまうのも確かかなあ…と言った感じです。

衝撃度 ★★☆☆☆

衝撃度は★2です。理由はキャラクターと世界観・設定で述べたことと同じですね。

やはり衝撃を一番受けるパターンとしては「うおっ‼︎こんな漫画見たことねえ!」って言いうパターンなので、既視感があったりオリジナリティがないとどうしても衝撃からは遠ざかってしまいますね…

総合的に見ると連載継続は難しいという評価となっていますが、黒子の時も連載当初は打ち切りの影が超チラついてました(黒子だけにw)。そこからどう盛り返したかというと、これはもう圧倒的なキャラクターの力ですね。

藤巻先生は魅力的なキャラを描くのが上手なので、ここからどんどんブーストかかればこんなクソ考察ぶっ飛ばしてくれると思います。

 

10歳から週刊少年ジャンプを読み続けてきて、メディア化し、大人気作品となった漫画。奇しくも志半ばで打ち切りとなってしまった漫画。数々の作品に巡り会ってきました。

そういった経験から、生意気にも作品考察をさせていただいてますが、その根底にあるのは、作品はもちろん、作家・編集者・出版社の方々へのリスペクトです。本ブログが少しでも、皆さんの漫画生活を彩ってくれたら嬉しいです!

本記事を見て「キルアオ」に興味を持ってくださった方は、ジャンプ公式サイトの作品ページをぜひチェックしてみてください!

https://www.shonenjump.com/j/rensai/killblue.html

 

ではではドンセイグッバイ!イッシュウでした。

サムネイル画像出典:週刊少年ジャンプ 公式サイト
https://www.shonenjump.com/j/rensai/killblue.html

関連記事

『タコピーの原罪』の鬼才タイザン5先生が描く新時代ホームドラマ! 「一ノ瀬家の大罪」は週刊少年ジャンプ2022年50号から連載を開始したタイザン5先生の作品。 一ノ瀬翼は、事故で記憶を失ってしまった中学生。 無事に家族[…]

広告
最新情報をチェックしよう!