ギンカとリューナ第3話!新キャラのベレッタ投入で読者目線の共感を。
週刊少年ジャンプ2022年43号、新連載ギンカとリューナの第3話「都にて」。
引き続きスピード感のある展開。新キャラが出たと思ったらそのキャラと共に物語は新たな展開へ突入するようです。今回の話のポイントは下記の3点!
- 新キャラ「ベレッタ」登場
- 組合(ユニオン)という魔術絡みの事件や依頼を捌く特殊機関
- 貴族の疎まれ方から見るカースト制度の様相
では一つずつ簡単に解説を!
新キャラ「ベレッタ」登場
3話目にして新キャラ登場、その名も「ベレッタ」。女魔術師ですが、自分のことを落ちこぼれと自称するほど自己肯定感の低い彼女。衣装や髪型など、キャラデザにもこだわりが感じられます。
一番注目したいのは、常人の思考からぶっ飛んじゃってるギンカ・リューナと違って、一般的な目線で物事がみれるということ。
言葉にすると普通っぽく聞こえますが、これによって物語に共感性が生まれやすくなりますよね。麦わらの一味にウソップが加入して何だか彼らが近しい存在になった気がしたあれです。
あとはベレッタが今後レギュラーキャラになるのか、この章だけのポイントキャラになるのか、気になりますね!タイトルがタイトルだけに、旅に同行するのは考えにくいと思いますが、ギンカとリューナだけだとたまーに読者が置いてけぼりの感覚にされてしまうことが増えそうw
今後のポジション含め、注目の新キャラです!
組合(ユニオン)という魔術絡みの事件や依頼を捌く特殊機関
重要っぽい機関が出てきましたね〜。魔術師に様々な仕事を供給するユニオン。
依頼の難易度は星で表され、星5にもなると中々受けてくれる魔術師が見つからないほどの難易度になるようです。次章からリューナたちが挑むのが星7の依頼ということは…星10とかまであるんですかね?
トリコみたいに終盤になって星6000(バンビーナかよ)みたいなインフレが起きたらそれはそれでおもろいですがw
受付の役人はThe 嫌な奴という印象です。しかし…ギンカとリューナが次々と高難度の依頼をこなしていく様を目の当たりにし、最後には自分たちの非を素直に詫びて頼み事をする様子が描かれています。
レベッカへの嫌がらせや悪態はどうやら彼らの本質的なクズさからくるものではないみたいですね。
ということは、彼らにそんなことをさせるストレスの元がいるのか…どことなくこの世界の闇の存在が匂いますが、ユニオンの動向を見守りましょう。
貴族の疎まれ方から見るカースト制度の様相
新キャラレベッカの重要な設定、それは彼女が貴族だということ。貴族というと現実世界でも富裕層としてカースト制度の上位に位置していた歴史がありますが、話の流れを見るとこの世界でも同じように富裕層が貴族と呼ばれているようです。
「ブラッククローバー」のように、貴族や王族などの高貴な血筋の者に資質があってより強い魔術師になるみたいな、その辺りの設定はまだ不明です。が、このカースト制度が存在する物語においてそれ関係で何もなかった漫画は見たことがありません。
このあと王族やら皇族やらより高貴な位のキャラクターが出てきて物語を荒らしてくれるでしょう笑
フェアリーテイルをもう少しシビアにした世界観?
第3話もまた、物語を進めつつ、読者に作品の世界観をちょっとずつ知ってもらうような情報が小出しにされていましたね。やはり話の進め方が非常に上手です…
今回明らかになった情報で思ったのは、週刊少年マガジンで連載し人気を博した「フェアリーテイル」にどことなく似ているなあということです。
■TVアニメ「FAIRY TAIL」ファイナルシリーズ 公式サイトより
https://www.fairytail-tv.com/
例えば組合(ユニオン)という組織。フェアリーテイルでは魔導士(ギンカとリューナでいう魔術師)の寄り合い所としてギルドが存在し、そこからチームでクエストに臨んでいました。ギルドが一つのチームであり、そこに強い絆がある感じがだいぶ違いますが、上辺の設定は類似していると思います。
あとは自由奔放な主人公が喋る人外を引き連れているところとか…
フェアリーテイルでいうとナツとハッピーがそれに当たりますね。各々の実力や関係性はこれまた全然違いますがw
しかし物語の世界観をみると、何となくフェアリーテイルの方が「ジャンプっぽい」でしょうか。友情努力勝利!っていう感じです。
ギンカとリューナは、別の記事でも触れましたが、どことなくダークファンタジーの匂いがします。ギンカの身体という失ったものを取り戻すための旅で、(ギンカにとっては)マイナスからのスタートっていうのがそうさせるのかな?
「いやどこがダークファンタジーやねん」って言われても、今はディベートで勝てる気がしません…直感という感じですね笑
どう転んでも面白くはなりそうですが、この物語の最後にはぜひ光を見せて欲しい!そう願ってます。
10歳から週刊少年ジャンプを読み続けてきて、メディア化し、大人気作品となった漫画。奇しくも志半ばで打ち切りとなってしまった漫画。数々の作品に巡り会ってきました。
そういった経験から、生意気にも作品考察をさせていただいてますが、その根底にあるのは、作品はもちろん、作家・編集者・出版社の方々へのリスペクトです。本ブログが少しでも、皆さんの漫画生活を彩ってくれたら嬉しいです!
本記事を見て「ギンカとリューカ」に興味を持ってくださった方は、ジャンプ公式サイトの作品ページをぜひチェックしてみてください!
https://www.shonenjump.com/j/rensai/ginka.html
ではではドンセイグッバイ!イッシュウでした。
サムネイル画像出典:ジャンプ公式サイト
https://www.shonenjump.com/j/rensai/ginka.html
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