ギンカとリューナ|一体何が…アニメ化候補から一気に打ち切り候補筆頭へ。

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アニメ化待ったなし!ジャンプ期待のマジカルファンタジーのはずが…

「ギンカとリューナ」は週刊少年ジャンプ2022年41号から連載を開始した渡辺シンペイ先生の作品。

物語は雪深い山奥から始まる――。
一人で暮らすリューナの下に現れた不思議な雪だるま・ギンカ。
外の世界を見たいリューナに、ギンカが魔術を教えて――!?
一緒にいれば不可能なんてない!!無邪気で楽しい二人の旅路の行方とは!?
最強の二人が織りなすマジカルファンタジースペクタクル開幕!!

https://www.shonenjump.com/j/rensai/ginka.html

魔法や魔術という純粋なファンタジーは、地味にここ20年のジャンプ史上、人気作品となった漫画が見当たらない中で、第一話で高い完成度とクオリティを見せた『ギンカとリューナ』は期待の新連載でした。

…が、10話を越えた頃から陰りが見え始め、掲載順も今や後ろから2~5番目あたりを彷徨っています。
「掲載順=人気順」というのはジャンプ界隈ではよく言われている話で(『バクマン。』曰く、厳密には読者が読みたい順らしいが)、実際掲載順ドベを3度以上経験した漫画はほぼ例外なく打ち切りとなっています。

ということで、今回はなぜ期待作の『ギンカとリューナ』が連載の軌道に乗り切れず打ち切り候補の仲間入りをしてしまったかを考察します。

結局ギンカまかせ?展開のワンパターン化

本作において強敵とのバトルシーンや未知の魔術や魔物との遭遇は重要なポイントになりますが、元々ギンカとリューナが師弟関係ということもあり

初手リューナが勝負だぜ!→おや?ちょっと厳しいかも…→安定のギンカ登場

的なパターンが非常に多いですね。

そしてギンカが元々大魔術師だったこともあり、前に出てくることで緊迫感やドキドキ感がなくなってしまうんですね。呪術廻戦で五条先生が積極的に虎杖や伏黒の戦いに介入してくるイメージです。最強格はやたらめったら手の内を晒すものじゃない…

『るろうに剣心』の比古清十郎に始まり『呪術廻戦』の五条悟まで、最強キャラ(一応、ギンカは呪いによって全盛期の力は持っていないが)は読者に好かれる傾向にありますが、物語内での立ち回り方次第では展開の邪魔になってしまいます。なんとなくその悪い節が出てしまってる感はありますね。

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『ギンカとリューナ』以外のキャラクターが弱い

二つ目は物語の中に登場する主人公たち以外のキャラクターが弱い点です。タイトルになるくらいなので2人が物語の中心になるのは理解できるのですが、それにしても周りのキャラクターたちがどこか置いてけぼりな印象を受けます。

例えば、アネモネがリューナとの出逢いによりいい方向に心が動いたり、背景が描かれたりすることでキャラクターの深みが増しましたが、そんなキャラが増えるといいなあと。
新章では離れ離れになり、いい味が出てきたところでの離脱はもったいないと思いましたね。

キャラクターの個性やキャラデザはGOODなだけに、どんどん深掘りして魅力UPさせてほしいのですが、連載が軌道に乗る前に話の本筋から逸れると物語のスピード感が落ちたように映って人気が落ちてしまう危険性もあります。

ただ、『ギンカとリューナ』はキャラを大切にすることで、今後もっと面白くなるポテンシャルを秘めた漫画だと思うので、もう少し焦点を当ててもいいと思いますね。
新連載は軌道に乗るまで常に打ち切りと隣り合わせなので、そこが作品の自由度を下げていると考えると、ジャンプのシステム的な問題がチラつくような気もします。

とにかくこのままでは打ち切りとなってしまうので、何とかテコ入れして復調してほしいところです。
もしくは、『ジャンプSQ』移籍は難しいかもしれませんが、『ジャンプ+』への移籍とか、何とか作品を大切にする道を模索して欲しいですね。
『仄見える少年』とか、中長期的に見ると面白くなりそうな設定の作品が打ち切りに終わるのは見ていて悲しいので、サッカーでいうJ1からJ2移籍みたいな、すぐに引退の決断はしないでいただきたい…

10歳から週刊少年ジャンプを読み続けてきて、メディア化し、大人気作品となった漫画。奇しくも志半ばで打ち切りとなってしまった漫画。数々の作品に巡り会ってきました。

そういった経験から、生意気にも作品考察をさせていただいてますが、その根底にあるのは、作品はもちろん、作家・編集者・出版社の方々へのリスペクトです。本ブログが少しでも、皆さんの漫画生活を彩ってくれたら嬉しいです!

本記事を見て「ギンカとリューカ」に興味を持ってくださった方は、ジャンプ公式サイトの作品ページをぜひチェックしてみてください!

https://www.shonenjump.com/j/rensai/ginka.html

ではではドンセイグッバイ!イッシュウでした。

サムネイル画像出典:ジャンプ公式サイト
https://www.shonenjump.com/j/rensai/ginka.html

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 ドーンとこんちわ、イッシュウです!
 10歳から毎週欠かさず読み続けている週刊少年ジャンプ。少年マンガを中心に数百作品一万冊以上の購読歴。ジャンプ好きはもちろん、漫画好きの方は要チェックな名作・傑作マンガ情報をお届けします。
 生意気にも色々な記事を書かせていただいてますが、その根底にあるのは、作品はもちろん、作家・編集者・出版社の方々へのリスペクトです。本ブログが少しでも、皆さんの漫画生活を彩ってくれたら嬉しいです!

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