人造人間100|ジャンプ新連載 金未来杯で反響を呼んだ作品が満を持して本誌に登場‼︎

Sponsored Link

怪しげで妖しげなダークメルヘンストーリー開幕!

「人造人間100」は週刊少年ジャンプ2023年1号から連載を開始した江ノ島だいすけ先生の作品。

“理想の人間”に囚われた博士が生み出した人造人間たち。
彼らは博士の死後、理想の肉体を手に入れるため、人間を襲い始める…。
人造人間たちに一家を惨殺された八百あしびは、最後の人造人間「No.100」を従えて、復讐の旅へ。
週刊少年ジャンプで好評連載中のダークメルヘンストーリー!

https://www.shonenjump.com/j/rensai/jinzou.html

ジャンプ本誌、金未来杯での読み切り掲載を経て、堂々の連載開始。アニメ化を始めとするメディア化作品が多数掲載されるジャンプで生き残れるか、考察していきます!

鍵になるのは人造人間と主人公の関係性。物語の展開次第では…

週刊少年ジャンプの新連載が厳しい競争を勝ち抜き、連載定着、その後のアニメ化を狙うために、漫画作品には「作画力」「構成力」「キャラクター」「世界観・設定」「衝撃度」の5つの要素が必要だと考えます。

ジャンプ歴20年の私が、生意気にもそれぞれ5段階評価させていただいた結果がこちら。

  • 作画力 ★★☆☆☆
  • 構成力 ★★☆☆☆
  • キャラクター ★★★☆☆
  • 世界観・設定 ★★☆☆☆
  • 衝撃度 ★★☆☆☆

総合評価:★11

★18~20:連載継続・打ち切りはおそらく無し
★21~23:順当に行けばアニメ化
★24.5:次期看板作品候補

Sponsored Link

何とな〜くどこかで聞いたことのある世界観と設定。早くも打ち切り路線?

それぞれの項目の5段階評価の理由を説明します。

作画力 ★★☆☆☆

作画力は★2です。個人的には読切掲載時のややスタイリッシュなタッチの方が好みでしたし、作品の世界観には合っていたと思います。それを差し引いても他作品と比べると作画力が物足りないのは一目瞭然。

強いて言えば『鬼滅の刃』のように、うまさではなく個性を確立していく可能性はあるかなと思いました。それも50話以上同じ作品を描き続けていければの話ですが…頑張って欲しいです!

Sponsored Link

構成力 ★★☆☆☆

構成力は★2です。人造人間No.100がその場の人造人間を制圧するシーンは迫力があって「オオッ‼︎」となりましたが、それ以外のシーン正直あまり工夫がなかったかな…というのが率直な印象です。

 

人造人間100_第1話「八百あしび」より

せっかく人外を物語の中枢に据えるなら、迫力のある見開きの使い方や大胆な展開など、ぜひ今後見て見たいですね。

キャラクター ★★★☆☆

キャラクターは★3です。そもそも100体いる「人造人間」が物語の主軸になる時点で、3人に1人は『ドラゴンボール』の人造人間を連想するのではないでしょうか。
ぶっちゃけ設定とか身なりは類似感が否めないですね。
しかもドラゴンボールの人造人間は基本「セル編」での活躍となりますが、本作は人造人間が物語の中心であり、中核です。

良くも悪くも人造人間のキャラクター次第で物語の面白さも変わってきます。No.100以外の人造人間のキャラクター性、そして人造人間を取り巻く人間のキャラクター性、この辺りが鍵になりそうです。人造人間よりよっぽど人造人間な最強人間キャラとか出てきたらジャンプぽくて人気出そうですね。

世界観・設定 ★★☆☆☆

世界観・設定は★2です。先述した通り、独自性・オリジナリティという点ではどうも何かしらの漫画の設定を組み合わせたような既視感を感じます。人造人間はドラゴンボールだし、男の子と人外のペアはロボコだし(世界観が違いすぎるけどw)、稀血とか100体が残り1体になるまでのサバイバル展開とか、何となくジャンプぽい要素を薄めてつなぎ合わせた感があるんですよね…

正直★1寄りの★2ですが、今後の斬新な方向転換と追加要素をテコ入れしないと打ち切りが見えてくる気もします。

衝撃度 ★★☆☆☆

衝撃度は★2です。同じく既視感が最大の障壁。「あ、なんか見たことあるかも」こう脳みそに思わせてしまった時点で衝撃という名の翼は消えていきます。あとは読切掲載を経ての本誌連載では読切からどう変わったか?を比べられてしまうので、よほどアップデートされていない限り、ジャンプ好きな評論家もどき(俺やん。)はなかなか認めてくれないですね。

全項目厳し目の評価で、全体的な評価もかなり低めとなってしまいました。このままの流れだとぶっちゃけ20話もつかな…という感じですが、ぜひここからの発奮に期待したいと思います。

 

10歳から週刊少年ジャンプを読み続けてきて、メディア化し、大人気作品となった漫画。奇しくも志半ばで打ち切りとなってしまった漫画。数々の作品に巡り会ってきました。

そういった経験から、生意気にも作品考察をさせていただいてますが、その根底にあるのは、作品はもちろん、作家・編集者・出版社の方々へのリスペクトです。本ブログが少しでも、皆さんの漫画生活を彩ってくれたら嬉しいです!

本記事を見て「人造人間100」に興味を持ってくださった方は、ジャンプ公式サイトの作品ページをぜひチェックしてみてください!

https://www.shonenjump.com/j/rensai/jinzou.html

 

ではではドンセイグッバイ!イッシュウでした。

サムネイル画像出典:週刊少年ジャンプ 公式サイト
https://www.shonenjump.com/j/rensai/jinzou.html
関連記事

『タコピーの原罪』の鬼才タイザン5先生が描く新時代ホームドラマ! 「一ノ瀬家の大罪」は週刊少年ジャンプ2022年50号から連載を開始したタイザン5先生の作品。 一ノ瀬翼は、事故で記憶を失ってしまった中学生。 無事に家族[…]

Sponsored Link
最新情報をチェックしよう!
>ドーンとコミック!|少年マンガ 名作・傑作選

ドーンとコミック!|少年マンガ 名作・傑作選

 ドーンとこんちわ、イッシュウです!
 10歳から毎週欠かさず読み続けている週刊少年ジャンプ。少年マンガを中心に数百作品一万冊以上の購読歴。ジャンプ好きはもちろん、漫画好きの方は要チェックな名作・傑作マンガ情報をお届けします。
 生意気にも色々な記事を書かせていただいてますが、その根底にあるのは、作品はもちろん、作家・編集者・出版社の方々へのリスペクトです。本ブログが少しでも、皆さんの漫画生活を彩ってくれたら嬉しいです!

CTR IMG