第2話「恋するマナカ」。思わず和む癒しのかわいさ。
借金を返済するためにバイトに明け暮れるじん太。そんなじん太の力になろうと、喫茶店の接客を手伝うマナカwithメイド風の制服。ベリーキュートですね。
ドジで天然な感じも随所にみられて「あー、マナカってこういうキャラね!」っていうのが早くも見えてきました。個性的なヒロインはやっぱり見ていて楽しくて面白いので、ぜひ今後も見ていて和むキャラクターでいてほしいと思います!
マナカのことを理解するための日常回も、物語のゴールが見えず…
初めの10話くらいまでには何となく物語の輪郭が出来てくるので、物語の重要な要素をどう散りばめられるか。というのが新連載作品の一つのポイントだと思うのですが、正直、大東京鬼嫁伝はそれがフワッとしていてわかりづらい…
ONE PIECEはワンピース(ひとつなぎの大秘宝)を見つけること、ヒロアカはデクがさまざまな成長を経て最高のヒーローになること…といったように、漫画にはある程度その物語の先にゴールがあって、それを前提に物語が組み立てられていくからこそ、様々な設定やキャラクターの深掘りが活きてくるのですが、本作品はそのゴールが曖昧だと感じます。
じん太がマナカに恋をする(?)のがゴールなのでしょうか。仮にそれがゴールだとしても、いまいち腑に落ちない感じがします。
おそらく次の話でマナカがドロボーを捕まえるのに一役買って「わけ分かんねえ奴だけど、悪い奴じゃねえんだな…」的な展開になり、じん太の好感度ワンランクアップ!てな感じになると思いますが、その先に何があるのか…
あとは突然の回想と所々散りばめられるシュールギャグ。これが物語にマッチしていません。ぶっちゃけ浮いてます。
2話目で本当に出すべきか微妙な情報が多く、話の密度が薄い気がしてしまいました。
通常の展開なら、4話目以降はお姉ちゃんと妹が絡んだ主要キャラ深掘り回になると思いますが、オーソドックスな展開では5話に到達する時点でおそらく読者に飽きられてしまいます。
今一度作品の強みをドカン!とぶつけられるような物語展開を期待したいですね!
10歳から週刊少年ジャンプを読み続けてきて、メディア化し、大人気作品となった漫画。奇しくも志半ばで打ち切りとなってしまった漫画。数々の作品に巡り会ってきました。
そういった経験から、生意気にも作品考察をさせていただいてますが、その根底にあるのは、作品はもちろん、作家・編集者・出版社の方々へのリスペクトです。本ブログが少しでも、皆さんの漫画生活を彩ってくれたら嬉しいです!
本記事を見て「大東京鬼嫁伝」に興味を持ってくださった方は、ジャンプ公式サイトの作品ページをぜひチェックしてみてください!
https://www.shonenjump.com/j/rensai/oniyomeden.html
ではではドンセイグッバイ!イッシュウでした。
サムネイル画像出典:ジャンプ公式サイト
https://www.shonenjump.com/j/rensai/oniyomeden.html
好評を博した読切を経て、堂々の連載開始! 2022年40号より連載を開始した『大東京鬼嫁伝』。読切で読者の反応を探り、好評を博しての連載スタートという、週刊少年ジャンプの王道連載ルートですね。 花札進太を訪ねてきた常識が麻痺し[…]